2016年 04月 22日

中国人の幸せを、なぜ、喜べないのか

たぶん、普通の人が「漠然と中国を疎ましく思う」のは、このことでしょう

2~3年くらい前でしたか、ある自動車メーカーの人と話をしたときに、「中国はもう、そんなに安上がりじゃないから、(雇用を安くあげたい日本企業は)今はタイとかそっちのほうに行ってる」というふうに言っていたのを覚えています。
そういう傾向は、あるんでしょうが、今のところ、そのことでもって、中国の競争力が極端に落ちたとか、そういうことはないようで、さらに、メイドインチャイナとバカにされていたことも、すでに過去の歴史となりつつあるようですね。

中国の人の幸せを、なぜ、喜べないのか

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中国の人たちが、金持ちになって、物心両面で幸せを感じて、余裕を持ってくれるということは、東アジアのほかの国にとってみたら、絶対に「いいこと」なんです。
日本にとっても、もちろんそう。
ただ「これまで、中国は貧乏だと言って見下してきた人たち」だけが、「面白くないなあ」と思う。
それでは、いったい「誰」が、中国人のフトコロ事情だけを理由に、相手を「見下してきた」んでしょうか。
主には、日本の企業戦士として、家庭を顧りみず、会社に人生を捧げたような、お父さんたちですよね。
他人を、しかもよその国の人を、「自分よりもお金を持っているかいないか」だけで、判断し、しかも「持っていなそうだ」と思うと、バカにする、日本のお父さんたちって、けっこう普通に、そういう「ヤな感じのおじさん」だったんですよね。
あなたや私のお父さんも、たぶんそう。
みんな同じ。
自分自身が、会社に対して、身を捧げれば捧げるほど、お金のない「よその国の人」を、「貧乏人」と言って、バカにしていたはずなんですね。
私のは、もう死んでいますが、父に、そういう気持ちがちょっともなかったとは、やっぱり思わない。
だから、日本全体が、そういうことだったんですよ。
「そういうこと」って、成り金病

成り金病が治らない

成り金病が、数十年続いたら、そのあとお金がなくなって、貧乏になっても、まだ治らない。
中国の人が、だんだん豊かになってくる、日本にも旅行に来て、いっぱいお金を使ってくれる、ありがたい。
ありがたいのに、嬉しくない。
日本のおじさんたちって、「一時的にお金を持ってしまったため」に、本当に、「心が貧しい、卑しい人間」に、なってしまっていたんですねえ。

他人の足を引っ張るということが、「日本の文化」だったのだろうか

それは、敗戦の屈辱と、戦後の貧乏から這い上がって、寝食を忘れて働いて、お金を手にすれば、嬉しくなってしまって、「まだ貧乏な他人」を見下したくなるということは、人の性というものかもしれません。
誰も、神や仏ではない。
だから、それを、なにがなんでも「罪」だというふうには、言いません。
ただ、今の状況は、あまりにも情けない。
過去に「ハンパでないご迷惑」をおかけした国の人たちが、やっと豊かになってきたら、全力をあげてdisる、そういうのが「日本人の本性」なのかとか、これが「日本の文化」なのかと思うと、なんともやりきれませんね。

インド人に媚を売った麻生太郎

以前に、ある中国人の男性が、こう言ったことがありました。
そのとき、私とその人は、「麻生太郎が、インドを訪問して、中国侮辱発言をしたこと」について、話していました。
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「中国とは、過去1500年間、うまくいっていない」と言ったんですね。
麻生は、中国の悪口を言うことで、親分のアメリカに恩を売ると同時に、インド人に媚を売って、さらにインドとビジネスをやって、儲けたい、そして日本の経済を上向きにしたい、と思っていました。
だから、領土問題で中国とモメているインド人に、「中国とは、ずっと仲が悪いんです」というふうに、わざと言った、まあそういうことだったはずです。
その中国人の男性は、このことに激怒していまして、それは、「中国と日本の間には、長い友好関係の歴史がある」という「事実」を、否定されたからですね。
その「長い友好の歴史」は、彼の先祖やそのまた先祖などの「過去の中国人たち」の生きた証として、その足跡として、刻まれてきた「民族の財産・遺産」ですから、それを否定するということは、「過去の中国人をバカにする」ということです。
それは、「今の中国人をバカにする」よりも、ひどいことなんですね。
中国人のアイデンティティ、生き方というものは、「先人の文化を引き継いで守っていくこと」にあるわけですから、先人の仕事を否定されるということは、自分自身を否定されることよりも、ひどい侮辱なんですね。

「中国で商売をして、どんどん儲けたらいい、インドよりも近いんだから、コストもかからない」

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とにかく彼は、「日本の経済がよくならず、もっとビジネスをしたいと思うならば、わざわざインドみたいな遠い国とやらなくても、いくらでも、中国でしたらいいじゃないか」と言いました。
彼は、日本企業が、中国で商売をして、儲けるということに、なんの反感も、ないんです。
「中国で商売をして、どんどん儲けたらいい、インドよりも近いんだから、コストもかからない」と言いました。

インドで商売をするとか、南アメリカで商売をするとか、そういうことをするよりも、同じ規模のビジネスならば、「近場」でやったほうが、コストが安いに決まっています。
しかも、中国は、「近い」というだけではなく、「広い」。

本当に、彼の言うとおりだなあと、思いますが、どうして私の国の人たちというのは、「醜いプライド」にばかり、縛られて、そのために、お金や、時間や、労力など、いろんなものを犠牲にしているのかなあと、思いますね。

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by cumbersome | 2016-04-22 23:45 | 中国

世をうぢ山と 人はいふなり


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