2016年 06月 06日

アメリカが、沖縄を「買った」と思っている理由

鳩山由紀夫が総理大臣のときに、沖縄の米軍基地を自分の選挙区の北海道に持って行くことを、考えていたという話を聞いたんですが、まあそれが本当だとしたら、彼もちょっと、アメリカがわかっていないというか、歴史を理解していないというか、そういうところがあるのかもなあと、思いました。

アメリカは、沖縄に居たいのである

前から言っているように、沖縄に基地を置いておきたいのは、アメリカなんです。
日本国内なら、どこでもいいというわけではありません。
そして、沖縄を「アメリカに差し出した」のは、昭和天皇です。
それは、自分の命と天皇制を安堵してもらうためです。
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ポツダム宣言を受け入れる決定をした御前会議で、「国体を維持できる」という自信を見せたのは、そのころからもう、そういうふうに決めていたからなんでしょう。
「沖縄をあげるから、そこに軍事基地を置いて、コミュニストから守ってくれ」というふうに自分から申し出ることによって、取り引きをすれば、殺されないし、戦争責任も問われないし、あわよくば天皇制も維持できる、そういうふうに計算をしていたんだろうと、思います。
そうでなければ、ポツダム宣言を受け入れるということは、「自分が死ぬ」ということと、「天皇制は維持できない」ということとイコールですから、「大丈夫だ」「朕は自信がある」などと口走って、余裕を見せているような場合ではないはずです。
当時も今も、天皇の地位を継いだ人が、最も重要な「任務」だと思っているものは、「皇統を自分の代で終わりにしない」「次へ渡す」ということなんです。
それができなくなるというふうに思っていたら、余裕などは、見せられるはずがありません。

「ヒロヒト」という名前の意味は、「ヒトラー」と同じだった

ヒロヒトとトージョーというのは、第二次世界大戦中は、アメリカとその同盟国からは、ヒトラーと同じように見られていましたから、1945年8月の時点で、昭和天皇が、「無条件降伏をしても、自分は死なないし、天皇制も維持できる」というふうに思えるほうが、へんなんですよ。
その数か月前には、ヒトラーは自殺しています。
彼は、自殺をしていなければ、どうせ死刑になっていたはずですから、いつ死んでも、どこで死んでも同じだと思って、どうせ死ぬなら、死刑になるのではなくて、ラクに、美しく死にたい、そう思ったから、自殺をした。
昭和天皇が、そのことを知らなかったわけはないし、だったら、どうして「朕は自信があったのか」と言ったら、取り引きをすることを、決めていたからでしょうし、その取り引きが、自分の命を保証するくらいに、アメリカにとっては「おいしいエサである」ということも、計算していたんでしょう。

アメリカは、沖縄を「買った」と思っている

マッカーサーと昭和天皇の写真そうやって、沖縄は、昭和天皇の命と引き換えに、アメリカに差し出されたんですね。
だから、アメリカにとっては、これは「契約」なんです。
彼らは、「契約の民」なんですよ。
これは、宗教的な側面を見たって、そうですし、アメリカという国の特殊性を考えても、そうなんです。
すべては、「契約」なんです。
だから、昭和天皇の命と天皇制を安堵した代わりに、沖縄を自分のものにするということは、当然のことなんですね。
契約なんですから。
だから、いくら文句を言ったって、出て行くわけがない。
「代価を差し出して、沖縄を買った」と思っている。
アメリカ人にとっては、昭和天皇というのは、「アメリカを攻撃して苦しめた悪魔」ですから、それを殺さない、しかも責任も問わず、身分を安堵してやるということについて、自国民の批判に耐えてでも、沖縄を買うだけの価値があると思ったから、買った。
だから、「買ったと思っているもの」を、タダで返すというわけがありません。
この「契約感覚」がわからないと、沖縄の基地問題は、絶対に解決できない。
米軍が永遠に出て行かないのは、「タダじゃなかったから」「買ったから」です。

「アメリカに買われたアラスカ」と、その住民たち

そもそも、アメリカという国は、「よその国の土地を、住民ごと買う」ということは、経験済みなんですよ。
前にもやったことがあるんだから、ほかの場所でも、やりますよ、それは。
アラスカがそう。
そしてアラスカの先住民の人たちは、「買われた覚えはない」「統治権は手放していない」「アメリカは侵略者である」というふうに、最近でも、国連に申し立てをしています。
そもそも、「住民が住んでいる土地を、そのまま買う」なんてことは、人身売買ですよね。
でも、アメリカは、人身売買のほうも、じゃんじゃんやっていましたから。
黒人奴隷ですね。
アメリカというのは、そういうことをする国なんですよ。
だから、沖縄も、「住民ごと」買った。

沖縄から米軍を追い出す方法は、2つある

だから、天皇制がなくなったとき、そして、日本政府が、昭和天皇の戦争責任を認めたときにしか、出て行かないでしょうね。
それをされたらもう、「契約したときの条件」は、成立しなくなる。
または、沖縄の人たちが、「われわれは、われわれとわれわれの土地をアメリカに売った人には、もともと属していない」「だから、昭和天皇には、沖縄をアメリカに売る資格がなかった」というふうに主張をすること。
そのことによって、「売買契約」の「無効」を、主張することです。
沖縄から米軍を追い出すには、その「どっちか」ですね。
そういうことなんですよ。
アメリカ人というのは、「契約」なんです。


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by cumbersome | 2016-06-06 15:13 | アメリカ

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